物語を始める前に
これは、ごく普通の会社員がマンション投資の営業を受け、契約に至るまでの実話をベースにした体験型ストーリーです。
インフレが続き、NISAや株式投資など「資産形成」が身近になった今、不動産投資も選択肢のひとつとして目にする機会が増えました。
しかし、不動産は株や投資信託とは違い、数千万円という大きなお金が動く投資でもあります。
実際にその場面に立つ前に、まずはこの物語の中で疑似体験してみてください。
営業マンの言葉を聞いたとき、あなたなら何を疑い、何を信じ、どう判断するでしょうか。
さて、あなたなら、見抜けますか?
物語に没入せよ
第1部で登場したテクニック一覧
◆ フット・イン・ザ・ドア――街頭アンケートをきっかけに営業対象者の情報を集める
◆ 社会的証明――知人からの紹介で警戒心を下げる
◆ ラポール形成――雑談で信頼関係を築き、心理的な距離を縮める
◆ 不安喚起――将来への不安を数字で可視化する
◆ 一貫性の原理――小さな同意を積み重ね、断りにくい流れをつくる
◆ 好意の返報性 × 引き際の演出――あえて売り込まず、次回につながる信頼を築く
この物語を終えて
ここまでで、田中はまだ一度もマンションの話を具体的にしていません。ですが、佐藤の中には確かな変化が起きています。
「同年代で信頼できる人」「将来への漠然とした不安」「正しい知識を教えてくれる人」――この3つが揃ったことで、佐藤は田中の話を「もう少し聞いてみよう」と思うようになっていました。
ここから先は、いよいよ具体的な提案が始まります。次回、第2部「提案編」。シミュレーション、団体信用生命保険、家賃収入――。一見すると魅力的に見える提案の中で、田中は何を伝え、何を伝えていないのでしょうか。あなたなら、見抜けますか?
第2部「提案編」へ続く

