仮想通貨を積み立てせよ

もう一歩、資産拡大へ

今、我が家の資産形成は、新NISAとiDeCoの積立が主軸だ。来年からは制度改正に伴い、iDeCoの積立額をもう少し引き上げようかと検討している。

ただ、正直に言うと、サラリーマンという安定した立場でいられる今のうちに、もう少しリスクを取って何かに挑戦してみたい――そんな思いが、ずっと胸の奥でくすぶっていた。

仮想通貨を選んだ理由

そんななか、次の投資先として私が注目したのが、仮想通貨だった。

株価は連日の高値更新、不動産価格も上昇を続けるなか、仮想通貨だけは2025年10月に高値をつけてから約10か月間、じわじわと値を下げ続けていた。

2026年6月頃には、円換算で1ビットコイン=約1000万円、ドル換算で約63,000ドルというラインがサポートとなり、しばらく横ばいが続いていた。

そこに動きが出たのが2026年8月後半。米財務省による長期国債の買い戻し拡大、そしてトランプ大統領による暗号資産規制の明確化などが重なり、一気に25%の急騰。1250万円あたりまで値を戻した。

それでも過去最高値からはまだ約30%安く、十分に値を下げた水準にあると思う。

なぜ「積み立て」を選ぶのか

投資はメンタルがすべて、という持論がある。

一括購入だと、私の性格上、長く持ちきれない。**下がれば怖くなって売り、上がれば利益を確定したくなる。**そんな自分が目に浮かぶ。

実は2026年8月から、毎週水曜日に定額で仮想通貨を買い付ける設定をすでに済ませている。いわゆるドルコスト平均法である。毎週淡々と買い続ければ、目先の値動きに一喜一憂する必要はない。上がろうが下がろうが関係なし。淡々と積み立てていく。

とはいえ、暴落が来てパニックにならないよう、資産管理だけはしっかりしておきたい。仮想通貨はハイリスク資産なので、資産全体の5%以下に抑えることをルールとして決めている。これは絶対に譲らない。

毎週2万円、月にして約8万円、年間で約100万円を積み立てる計算だ。

ビットコインの「半減期」とは

ビットコインには、約4年に一度訪れる「半減期」という大きな節目がある。マイニングによって得られる報酬が半分になる仕組みで、新たに市場へ供給されるビットコインの量が減少する。

そして、過去の値動きをグラフで振り返ると、実に興味深い法則が見えてくる。半減期の翌年、ビットコインは決まって最高値をつけているのだ。

半減期翌年その翌年
2016年2017年:最高値2018年:暴落
2020年2021年:最高値2022年:暴落
2024年2025年:最高値2026年:下落
2028年??????

これこそが、私が今この瞬間から、積み立てでビットコイン(仮想通貨)に投資をする理由である。次の半減期は、現在の推計でおおむね2028年4月中旬〜下旬とされているが、正確な日付はまだ確定していない。

仮想通貨の手数料はどのくらいか

ここで、少し地味だが大事な話、手数料について触れておきたい。仮想通貨取引所や銘柄によって差はあるが、「積み立て時の手数料は無料」とうたっているところが多い。

しかし実際には、購入価格と売却価格の差である「スプレッド」という、れっきとした実質コストが存在する。スプレッドは取引所や銘柄、相場状況によって変動するため一概には言えないが、仮に購入から売却までの往復コストを5%とすると、100万円の売買でおよそ5万円が消えていく計算になる。

一方、代表的な低コストインデックスファンドであるオルカンは、信託報酬が年0.06%前後。100万円を運用しても、年間コストは単純計算でわずか約600円だ。

仮に仮想通貨の往復コストを5%とすれば、その差は約80倍。もちろん、スプレッドと信託報酬は性質が違うため単純比較はできないが、それでも仮想通貨の売買コストが決して小さくないことは分かる。

だからこそ私は、短期で売買を繰り返すのではなく、積み立てた後の「出口」まで考えて投資することにした。

ビットコインとアルトコイン

これまでの仮想通貨の歴史を振り返ると、ビットコインは長期的に最高値を更新してきた。一方、それ以外の仮想通貨「アルトコイン」は銘柄による差が大きい。何倍、何十倍と急騰する銘柄もあれば、一度つけた最高値を何年経っても超えられない銘柄が多いのも事実だ。

とはいえ、ビットコインが大きく値上がりする局面では、アルトコインも一緒に上昇、いや暴騰することがある。

ビットコインが今後5倍、10倍になるかと聞かれれば、「どうだろう」というのが正直な感想だ。しかし、一時的な急騰を狙うという意味では、アルトコインにもまだまだ可能性があると思っている。

ただし、なんでも買えばいいというわけではない。アルトコインについては、ある程度時価総額の大きな銘柄に絞る。目安は、せめて時価総額トップ10。

仮想通貨の積み立て一覧

毎週水曜日・2026年8月スタート/最低1年間継続

  • ビットコイン(BTC):10,000円
  • ビットコインキャッシュ(BCH):2,000円
  • エックスアールピー(XRP):2,000円
  • カルダノ(ADA):2,000円
  • ドージコイン(DOGE):2,000円
  • ソラナ(SOL):2,000円

新しい歴史が作られようとしている

最後に、税金についても少し触れておきたい。

現在、暗号資産の利益は原則として総合課税の対象だが、一定の暗号資産について、株式と同じように約20%の申告分離課税にする方針が示されている。

つまり簡単に言えば、**「仮想通貨の税金が、株式投資に近い仕組みになる方向で進んでいる」**ということだ。

まだ開始時期は確定していないが、早ければ2027年から新しい税制が始まる可能性もある。

これも、私が今から仮想通貨の積み立てを始める理由のひとつである。

最後に伝えたいこと

最後に、いちばん大切なことを書いておきたい。

仮想通貨は、S&P500などと比べて歴史が浅い。この先もずっと右肩上がりに価値が上がっていくのか――正直、それは誰にも分からない。極端な話、将来その価値を大きく失う可能性だってある。

だから私は、仮想通貨を資産形成の主役にはしない。あくまで資産の一部として持つ、リスクの高い投資だと考えている。

そして、買うときから**「いつ売るか」**も考えておく。

私自身のプランは、1〜2年かけて積み立て、その後2029年まで保有するか、保有している仮想通貨が5倍になった時点で売却するか。

どちらかが来たところで、静かに区切りをつけようと思っている。

ただ、このプランにはひとつだけ大きな欠点がある。「もし、ずっと下がり続けたら?」ということを、あまり考えていなかった(笑)。