体験型シリーズ「あなたなら見抜けますか?」退職金運用編 第3部「確信編」

物語の続きを始める前に

「これは、本物だったんだ」――3ヶ月後、茂の口座に、本当に配当が振り込まれます。それは茂にとって、何よりも説得力のある“証拠”でした。疑いは安心へ。そして安心は、少しずつ確信へと変わっていきます。

その一度の成功体験が、茂を次の決断へと動かしていきます。

さて、あなたなら、見抜けますか?

物語に没入せよ

第3部で登場したテクニック一覧

◆ 確証バイアス――一度「本物だ」と思い込むと、それを裏付ける情報ばかりに目が向き、反証は視界から消える
◆ サンクコスト効果――すでに投じたお金や時間を惜しむあまり、合理的な撤退判断ができなくなる
◆ 社会的証明 Lv3――身近な信頼できる人の、物的証拠つきの体験談が、警戒心を最も効果的に崩す
◆ 正当化の心理(認知的不協和の解消)――行動への後ろめたさを、都合の良い解釈で塗り替えてしまう
◆ アウトカムバイアス(結果バイアス)――結果の良し悪しだけで、過程や仕組みの正しさまで判断してしまう
◆ 一貫性の原理(コミットメントの継続)――一度した判断・信頼を、その後も一貫させようとする心理
◆ フット・イン・ザ・ドア技法 Lv2――小さな一歩から始まった決断が、最終的に大きな決断へと積み上がる

この物語を終えて

一度目の配当。そして、二度目の配当。実際にお金が振り込まれた。それは、紛れもない事実でした。

しかし、その“事実”が安心へと変わり、いつしか原資への疑問も、家族からの忠告も、二人の中から少しずつ消えていきました。

100万円は500万円へ。そしてついには、退職金の大半へ。

それでも二人は、まだ何も失っていないと思っています。むしろ、老後の安心をようやく手に入れたとさえ感じています。

さて、あなたなら、見抜けますか?

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