テンバガーを目指す理由
2025年のトランプショック。株価が大きく下がったところで、私は思いきって株を買い増した。今振り返れば、ほぼ底値と言っていいタイミングだった。
ところが、相場が少し戻り始めると、利益を失いたくない一心で、わずかなプラスのうちにあっさり手放してしまった。いわゆる「チキン利食い」である。
それ以来、私の資産は現金が約6割、投資信託が約4割。一方で株価は、その後も上がり続けた。「あのまま持っていたら、今ごろもっと増えていたのに」。チャートを見るたびに、そう思ってしまう。手にした小さな利益より、逃した大きな利益のほうが、ずっと重く心に残っている。
「次に暴落が来たら、今度こそ思いきり買って、持ち続けよう」。そう決めて待っていた。しかし、原油高、戦争、インフレ懸念と不安材料がこれだけ並んでも、株価はさらに上がっていく。待てど暮らせど、暴落は来ない。
そこで、ふと目を向けたのが仮想通貨だった。株が下がらないなら、すでに大きく下がっているものを買えばいい。そう考えた私は、一つのアイディアを実行することにした。仮想通貨への投資だ。
2026年10月というタイミング
私が今、投資のタイミングを意識しているのには、もう一つ理由がある。それが「2026年10月」という時期だ。
2026年11月、アメリカの中間選挙が迫っている。実はここに、投資家の間でよく知られたアノマリーがある。
1950年以降、S&P500は中間選挙後の12か月間で、19回すべてプラスのリターンを記録している。
しかも、その平均上昇率は約15%。なかなか興味深い数字ではないだろうか。
もちろん、過去の傾向が未来を約束してくれるわけではない。それでも、さまざまな不安が渦巻く選挙前の今は、投資を始めるのに悪くないタイミングだと思う。
出典: J.P. Morgan Asset Management
ただし、私が選んだのはS&P500ではなく、あえて仮想通貨だった。

私が仮想通貨に可能性を感じる5つの理由
「えっ、そこで仮想通貨?」と思った方も多いはずだ。
分かってはいる。長期投資の王道はS&P500だろう。それでも、あの日の後悔を抱えた私は、どうしても大きなリターンを求めてしまう。
もちろん、気持ちだけで選んだわけではない。私なりに仮想通貨の可能性を感じている理由が、5つある。
- 日本の税制が変わるかもしれない
- ビットコインの半減期と希少性
- 機関投資家が参加する市場になってきた
- 通貨価値が下がる時代の、別の選択肢
- 熱狂が冷めた今だからこそ
① 日本の税制が変わるかもしれない

今の日本では、仮想通貨の利益に住民税と合わせて最大約55%の税金がかかる。これが投資をためらわせる大きな壁だ。
ところが2025年12月の税制改正大綱で、株と同じ約20%の申告分離課税へ見直す方針が示された。施行は2028年ごろと見込まれている。まだ確定ではないが、私はこれを「追い風になるかもしれない材料」の一つとして見ている。
② ビットコインの半減期と希少性
ビットコインの発行上限は2,100万枚。さらに約4年ごとに新規発行量が半分になる「半減期」があり、次は2028年ごろの見込みだ。過去には半減期の1〜2年後に大きく値上がりした局面もあり、私が2029年を一つの目安にしているのもそのためだ。
正直、このサイクルにはロマンを感じる。ただ、同じ値動きが繰り返される保証はどこにもない。
③ 機関投資家が参加する市場になってきた
かつて仮想通貨は、一部の個人投資家のものというイメージが強かった。今は米国のビットコインETFなどを通じて、機関投資家のお金も流れ込んでいる。ナスダックと連動して動く場面が増えたのも、その表れだろう。
市場が成熟していく期待がある一方、大口資金の動きひとつで価格が大きく揺れる点は忘れずにいたい。
④ 通貨価値が下がる時代の、別の選択肢
インフレで現金の価値が目減りすると、株や金といった資産を持つ意味が見直される。発行量に限りがあるビットコインは「デジタル・ゴールド」とも呼ばれ、インフレに強い資産として期待する声もある。
ただし、金と同じように動くとは限らない。インフレの最中に大きく下落することも十分あり得る。
⑤ 熱狂が冷めた今だからこそ
最近、周りで仮想通貨の話題をめっきり聞かなくなった。2026年もS&P500やナスダックは高値更新のニュースでにぎわっているのに、仮想通貨はすっかり蚊帳の外だ。
でも、それでいい。みんなが「買いたい!」と騒いでいるときより、静かな時期に仕込むほうが、大きなリターンの可能性がある。

ただし、話題が少ないことと割安であることは別の話。だからこそ、買う前から引き際も考えておかなければならない。
テンバガーを夢見る私が決めた、仮想通貨投資のルール
忘れてはいけないのが、仮想通貨はかなりのハイリスク資産だということ。暴騰もあれば暴落も日常茶飯事で、アルトコインなら1日で10%以上下がることも珍しくない。だから、ルールを決めた。
- 投資額は総資産の5%まで。多くても10%を超えない。
- 一度に買わず、積立で時期を分散する。
- 上がっても下がっても淡々と買う。
- ビットコイン中心。アルトコインは時価総額トップ20に絞る。
- 買う前に出口を決める。
- 口座は見ない。
2026年8月から、実際に積立を始めた
このルールのもと、2026年8月から積立をスタートした。毎週水曜日に合計2万円。内訳は次のとおりだ。
| 銘柄 | 毎週の購入額 |
| ビットコイン(BTC) | 10,000円 |
| ビットコインキャッシュ(BCH) | 2,000円 |
| エックスアールピー(XRP) | 2,000円 |
| カルダノ(ADA) | 2,000円 |
| ドージコイン(DOGE) | 2,000円 |
| ソラナ(SOL) | 2,000円 |
| 合計 | 20,000円 |
みんなが「欲しい」と言い始めてからでは遅い?
価格が上がってニュースになり、SNSで話題になったころに、人は初めて「欲しい」と感じる。でも、その頃には大きな上昇のチャンスを逃しているかもしれない。
暴落 → 誰も欲しがらない → 上昇 → ニュースになる → SNSで話題に → みんなが欲しくなる → 高値で飛びつく
どんな投資でも、大きな利益を手にするのは、たいてい「誰も欲しがらない」ときに買っていた人だ。
もちろん、上昇しないまま終わる可能性もある。それでも、決めたルールの範囲でリスクを管理しながら、私はテンバガーを目指す。
まとめ:夢は大きく、投資は冷静に
サイドFIREを目指す私が、テンバガーの夢を見る。少し矛盾しているかもしれないが、やっぱり大きな利益は狙いたい。
やることはシンプルだ。ルールを守り、毎週水曜日の自動積立に任せるだけ。
数年後、この挑戦はどんな結末を迎えているだろう。どんな結果になっても、このブログで正直に報告するつもりだ。
※この記事は私自身の投資記録であり、特定の仮想通貨への投資を推奨するものではありません。仮想通貨は価格変動が大きく、元本を大きく失う可能性があります。
